33210月26日(土)-10月27日(日)
ブース
いつでも、どこでも、誰でもミクロ世界を楽しみ、学べる未来
私たちは顕微鏡を日常的に触れる機会がありませんが、モバイル顕微鏡が開発・発売されて、スマートフォンやタブレットのカメラに装着するだけで、いつでも、どこでも、誰でも顕微鏡観察ができるようになりました。個人や家庭で楽しむレベルから専門的な研究レベルまで、様々な使い方があります。今回は国立極地研究所提供の南極の小さな生き物を展示ブースで観察できます。LISPメンバーが研究している微生物や試料を持ち寄ります。モバイル顕微鏡が市民科学推進の道具として幅広く活用できる事を紹介します。観察対象の選び方、普及方法、課題と解決策について対話します。
A future where anyone, anytime, anywhere can enjoy and learn about the micro-world
We rarely use microscopes on a daily basis, however, mobile microscopes have been invented and marketed to allow anyone to observe under a microscope anytime, anywhere by simply attaching it to the camera of a smart phone and tablet. There are many ways to use it, from the level of personal and home enjoyment to the level of professional research. This year, the National Institute of Polar Research will participate in the event, allowing visitors to observe small Antarctic creatures in an exhibition booth. LISP members will also bring small creatures and samples they are studying. We will show how the mobile microscope can be widely used as a tool for citizen science activity. We will discuss how to choose the right objects for observation, how to promote the use of the microscope, and the challenges and solutions to them.
所属先:大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 教授
略歴:広島大学で学位取得後、国立極地研究所勤務。南極の陸上生態系、特にコケ植物の繁殖生態学が専門。
役職:国立極地研究所 副所長、南極観測センター長
1973年東京大学理学系大学院博士課程修了(博士理学)
1997年生理学研究所教授(名誉教授)
1997年総合研究大学院大学教授(名誉教授)
1997年より科学コミュニケーターとして市民科学に携わる。
2013年スマホ顕微鏡を開発し、2014年よりFacebook公開グループ Life is small主宰
ミドリアブラミミズとヤマトヒメミミズ(環形動物の仲間)をモバイル顕微鏡で観察してみよう
所属先:
日本大学理工学研究所
略歴:
埼玉大学教育学部、東京教育大学理学部(修士)、筑波大学生物科学系(博士)
ウエインステート(Wayne State)大学医学部(米国・デトロイト:研究員)
、
日本大学医学部一般教育(生物、化学:教授)、日本大学理工学研究所(上席研究員)
都立高校の生物教員、東京都教育委員会、都立高校副校長をへて退職後、東京都の教員研修を担当してきた。現在、国立天文台特別客員研究員(高校理科カリキュラムの研究)、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所研究協力員をつとめている。また、途上国カンボジアの生物教育支援にも関わっている。