26-1A1310月26日(土)13:30-15:00

セッション

ろう・難聴者と聴者でインクルーシブ防災を考えよう
Inclusive Disaster Management for Deaf and Hard of Hearing People and Hearing People

片岡AMEDプロジェクトチーム
Kataoka AMED Project Team

場所:テレコムセンタービル 1階 オープンスペースA

プログラム概要

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ろう・難聴者を含む参加者が災害時の行動について考え、避難意識を高めることを目的としています。警報音をAIで識別するウェアラブルデバイスアプリ「D-HELO」の活用方法や機能改善を提案し、災害時に役立つアイデアを共有します。参加者は具体的な行動計画を学び、インクルーシブ防災の意識を高めます。特に、ろう・難聴者との対話を通じて、彼らの視点やニーズを深く理解し、災害時における実際の課題を共有します。これにより、全ての参加者が共感し合い、効果的な避難方法を模索するだけでなく、テクノロジーの力と一人ひとりのインクルーシブ防災に関する意識によって、行動変容と社会変容をもたらすことを目指します。

The purpose of this workshop is to encourage participants, including those who are deaf or hard of hearing, to think about their actions during disasters and to raise their awareness of evacuation procedures. We will explore and suggest improvements for the wearable device app "D-HELO," which uses AI to identify alarm sounds, and share ideas that can be useful during emergencies. Participants will learn concrete action plans and enhance their understanding of inclusive disaster preparedness. Through dialogue with deaf and hard of hearing individuals, participants will gain a deeper understanding of their perspectives and needs, sharing real-life challenges faced during disasters. This will foster mutual empathy among all participants and aim not only to find effective evacuation methods but also to drive behavioral and societal change through the power of technology and individual awareness of inclusive disaster preparedness.

登壇者プロフィール

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本多 達也 HONDA Tatsuya

1990年香川県生まれ。博士(芸術工学)。大学時代は手話通訳のボランティアや手話サークルの立ち上げ、NPOの設立などを経験。人間の身体や感覚の拡張をテーマに、ろう者と協働して新しい音知覚装置を研究。2019年度グッドデザイン金賞。令和4年度全国発明表彰「恩賜発明賞」。著書に『SDGs時代のソーシャル・イントラプレナーという働き方』(日経BP)

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片岡 祐子 KATAOKA Yuko

岡山大学病院聴覚支援センター准教授。聴覚障害児・者の医療での限界を教育や開発、福祉と繋げることを目標に、多職種で連携し、幅広い年齢層の当事者が活躍できる社会の実現を目指している。現在日本医療研究開発機構(AMED)研究で、緊急時・災害時の情報授受機器開発を手掛ける。教育的支援の活動は、昨年オーストリア主催のバリアフリーの国際賞Zero Project Award2024ファイナリストに選出された。

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安田 健志 YASUDA Takeshi

2005年にヤフーに中途入社。トップページ企画担当として2008年にフルリニューアル、2011年に震災対応を担当。2012年からDeNAにてプロダクトオーナーを歴任し、2017年にヤフー(現LINEヤフー)に復帰。以降は社会課題解決のために、視覚障害者向け選挙情報サイトや災害支援、防災減災啓発、新型コロナワクチン、ウクライナ避難民支援などのプロジェクトを担当。

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日吉 顕太 HIYOSHI Kenta

ITエンジニアでAIを用いたソフトウェアやiOS・Android向けのスマートフォンアプリの開発に従事。聴覚障がい者向けスマートフォンアプリ、Sound Display(スマートフォンで音を環境音を認識するアプリ)では、JISA Award 2023特別賞受賞。AMEDでは、スマートウォッチを利用した環境音を認識するアプリを作成。

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