26-3b1510月26日(土)15:30-17:00

セッション

ウイルスの謎に迫る! 〜研究最前線から共存する未来まで〜
Unraveling the Mysteries of Viruses: From Cutting-Edge Research to a Future of Coexistence

東京大学 医科学研究所 感染・免疫部門 システムウイルス学分野
Division of Systems Virology, Department of Microbiology and Immunology, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo

場所:テレコムセンタービル 3階オープンスペースB

プログラム概要

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ウイルスと聞いて「なんだか恐ろしい」と感じる方も多いのではないでしょうか。ウイルスは身近な存在で、感染症を引き起こすこともありますが、その正体はまだ解明されていない部分が多く、不安を招く一因となっています。私たちの研究室では、細胞レベルからフィールドレベルまでの広範なスケールで、ウイルス実験とコンピューター上での解析を駆使し、ウイルスの動態や進化、感染メカニズムの解明に取り組んでいます。本セッションでは、私たちの研究成果を紹介し、参加者の皆さんとウイルスについてどんなことを知りたいのか、どんな情報が今後の生活に役立つのかを議論します。最新の知見を共有し、ウイルスと共存する未来を考えませんか?

While viruses are the most common biological entities on Earth and can cause infectious diseases, many details about their characteristics and infection mechanisms remain unknown, contributing to our anxiety. In our virology laboratory, we conduct a wide range of experiments and computational analyses, from the cellular level to the field level, to uncover the evolution, dynamics and mechanisms of viral infections. In this session, we will present our research findings and engage with the audience to discuss what we want to learn and which discoveries could benefit our daily lives. Join us to share the latest virological insights and explore our future with viruses.

登壇者プロフィール

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佐藤 佳 Sato Kei

東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野 教授。一般社団法人G2P-Japan代表理事。山形県出身。京都大学大学院医学研究科修了(短期)、医学博士。日本学術振興会賞、文部科学大臣賞などを受賞。新型コロナの感染拡大後、大学の垣根を越えた研究コンソーシアム「G2P-Japan」を立ち上げ、変異株に関する論文を次々と発表し、世界から注目を集める。

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伊東 潤平 Ito Jumpei

東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野 准教授。獣医師、理学博士。山口大学農学部獣医学科を卒業後、国立遺伝学研究所にてデータサイエンスを学んだ。現在はウイルス学とデータサイエンスの融合研究を行い、「ウイルスの流行と進化を理解し、予測し、シミュレートする」技術の開発を行っている。

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西村 瑠佳 Nishimura Luca

東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野 特任研究員(日本学術振興会特別研究員-PD)。理学博士。2019年北海道大学理学部生物科学科卒業。2024年総合研究大学院大学博士課程修了。ゲノム解析研究に従事し、ウイルス進化などに興味を持ち古代ウイルス研究を遂行。2024年より現職。大規模ゲノムデータを用いたウイルスゲノム解析に取り組む。

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藤田 滋 Fujita Shigeru

東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野 博士後期課程3年。2022年 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業、大学卒業後、現所属に進学し、新型コロナウイルスの変異株研究に奮闘。現在は、野生動物由来のコロナウイルスに興味を持っており、研究室でのウイルス学実験のみならず、フィールドワークも行っている。

タイムテーブル

15:30~
オープニング(企画概要説明)
15:35~
研究室で実施している研究を基に最新のウイルス研究について紹介
16:00~
全体でのディスカッション
16:30~
参加者との交流(個別質問・議論など)

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