27-1A1310月27日(日)13:00-14:30

セッション

ダークマター研究の未来 君ならどう挑む?
Challenge the future of dark matter!

高エネルギー加速器研究機構(KEK)
High Energy Accelerator Research Organization(KEK)

場所:テレコムセンタービル 1階 オープンスペースA

プログラム概要

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宇宙は実はたった5%しかわかっていません。残りの25%は「ダークマター」。ダークマターがなければ、私たちはこの宇宙に生まれることができませんでした。宇宙の観測などから存在する、ということまではわかっていますが「ダークマターの正体」が何なのかは分かっていません。
ダークマターは現在様々なアプローチから研究が進められています。この企画では、ダークマターについてこれまでの研究でわかったことや、それぞれの研究方法を専門家から紹介。その後、参加者の皆さんに、研究者との対話を通じて、どの研究に関わりたいか考えてもらいます。
ダークマター研究の突破口を開く、将来の研究者の皆さんをお待ちしています!

Investigating the composition of our Universe, we find that only 5% of it consists of matter that we know. Another component of the energy content of this Universe is dark matter. This component, at this current stage of the evolution of our Universe, constitutes more than 25% of its total energy content. No doubt dark matter exists and plays a crucial role in forming all cosmic structures, such as galaxies, but no one has ever seen it.
Experimental research groups will explore the nature of dark matter using new methods. In this session, three researchers will explain their approach, and then you will choose which research group you want to join.
Let’s challenge the future of dark matter!

登壇者プロフィール

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村山 斉 Murayama Hitoshi

東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構教授、特別教授。東京大学理学系大学院で博士号取得、東北大学大学院理学研究科・助手、ローレンス・バークレー国立研究所・研究員、米国カリフォルニア大学バークレー校物理学科・助教授、准教授を経て、同MacAdams冠教授となる。素粒子理論分野を牽引する研究者であり、イベント登壇・動画出演も積極的に行う。自分のダークな面は泳げないこと。泳げるようになるか見通しがダーク。

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石川 明正 Ishikawa Akimasa

高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所所属。衝突型加速器実験であるBelle実験とATLAS実験に従事し、現在Belle II実験とILC計画を推進しており、現在の素粒子理論では説明できない新しい物理現象の探索を行う。加速器実験で暗黒物質を人工的に生成し検出したいと思い実験中。自分のダークな面をWordwareに聞いたらXのフォロワー数が170人なので暗黒物質より存在感が無いと言われた。

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茅根 裕司 Chinone Yuji

量子場計測システム国際拠点特任准教授。東北大物理学部および同大大学院で天文学を専攻後、米国カリフォルニア大学バークレー校にてポーラーベア、サイモンズアレイ、サイモンズオブザバトリーなどのCMB観測プロジェクトに参加。2019年10月から東京大ビッグバン宇宙国際研究センター特任助教、2022年10月から現職。自分のダークな面は、3歳の息子が走り回って転ぶと、心配しながらも大爆笑してしまうところ。

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森山 茂栄 Moriyama Shigetaka

東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設教授、宇宙線研究所副所長。カブリIPMU客員上級科学研究員、次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー天文学連携研究機構所属。東京大学理学系研究科で博士取得後、宇宙線研究所で助手、准教授を経て現職。XENONnT実験でダークマターの同定に携わる。自分のダークな面は黒トイプードルを飼ってダークを愛でていたはずが、白髪が増えて愕然とさせられていること。

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青木 優美 Aoki Yumi

高エネルギー加速器研究機構広報室所属。総合研究大学院大学で2022年に博士(理学)取得。専門は将来の加速器計画・国際リニアコライダーの測定器開発。在学中からサイエンスカフェの進行役や講師を務め、現在は出前授業での実験教室実施など、科学コミュニケーターとしても活動。自分のダークな面は、料理で「ダークマター」を生成してしまう点。

※登壇者にはダークなポーズと表情で写真を撮ってもらいました

タイムテーブル

13:00~
オープニング
13:05~
ダークマターって何?
13:20~
3人の研究者から研究アピールタイム1
13:35~
どの研究を選ぶ?!エリア移動タイム1
13:40~
実験の魅力は?研究アピールタイム2・Q&Aタイム
14:05~
エリア移動タイム2
14:10~
将来あなたがその研究をするとしたら...研究の将来性は?・Q&Aタイム
14:25~
クロージング

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